最高の天気のレシピ

私はボーっと星空を眺めているのが好きだ。
首だけ上を向いて空を眺めているのもいいが、だんだん首が痛くなってくる。
だからどこか広いところで寝そべって見ているのが一番好きだ。
何も邪魔される建物も音もなく、静かなところで大の字になって何も考えずにただボーっと眺めているのがいい。
私の地元にそんなところがあった。車でかなり急な坂道を登って行くとある、開けた公園。
天気がいいとそこへ行き星空を眺めるのが、私にとって無になれる時間だ。
こんな暑い夏になると思い出すことがある。
私がハタチで、お盆の時期、とてもいい天気の日に町で成人式が行われた。
その後の夜の同窓会の時間帯にちょうどペルセウス座流星群が見えると朝のニュース番組の天気予報で言っていた。
私は楽しさのあまり、そんなことなどすっかり忘れ、友達とみんなでやっとお酒が飲める年になったことを楽しんでいた。
そのときちょうど外にいてたまたま空を見た。
すると一つ流れ星が流れた。
そうだった、今日はペルセウス座流星群の日だった!と思い出した。
みんなで驚いて見ていると何度も何度も空を流れ星が流れた。
それからみんなでアスファルトに寝そべりながらずーっと空を眺めた。
この日は天気が一日良かったせいか、こんなにたくさんの流れ星を見たのは初めてだった。短時間で本当ものすごい数の流れ星を見た。
それからと言うもの、○○流星群と聞くと必ずその時間帯に外に出て空を見るようにしている。
いつかは真冬の雪が降る夜に、真っ暗な中ダウンジャケットを重ね着して一人で2時間くらい粘ったこともあった。
でもあの時のような流れ星の大群を見たことがない。
天気次第と言うところだろうか。なかなか機会に恵まれていない。
しょっちゅう見られても有難味がなくなってしまうからたまにがちょうどいいのかもしれない。
それに人生に一度きりだからあんなに強く記憶に残っているのかもしれない。
でもまたあんな絶好の天気に恵まれ、もう一度あんなにすごい流れ星を見てみたい。